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ヤングセミナーレポート


第14回人間塾修了式
人間塾第14期生 藤髙滉大 (中央大学4年) 3月8日、温かな日差しの中で第14回人間塾修了式が挙行されました。塾生の保護者様や役員の皆様にもお集まりいただき、塾生たちは一年間の学びを胸に式に臨みました。 込み上げる思い 人間塾の修了式で修了生たちは、修了証書の代わりに自分だけの書をいただきます。仲野塾長が悩みに悩み抜いて言葉を選び、したためてくださった書には、各々の塾生生活やこれからの生きる道が表されています。修了生はその言葉に込められた想いを塾長から直接語っていただきながら、書を受け取ります。 今年度の修了生である私は、塾長から「伏久者飛必髙(伏すこと久しき者、飛ぶこと必ず髙し)」というお言葉をいただきました。この言葉には「じっと伏して長く鍛錬を重ねた者は、飛ぶときが来れば必ず高く飛ぶ」という意味があり、さらに「髙」の字は私の名字と同じ漢字でもあります。 授与の際、塾長は「初めて君に会ったとき、無限の可能性を秘めながらも、自分の能力を小さな世界に閉じ込めている人物だと感じた」というお言葉とともに書を手渡してくださいました。私はこの言葉を聞いて
3月13日


第24回ヤングセミナーレポート
人間塾第14期生 坂本周悟 (横浜国立大学4年) 去る3月5日、今年度最後となるヤングセミナーが開催されました。年度の締めくくりということもあり、少し寂しさが漂う中でのスタートとなりました。 今回のテーマは、道元禅師が説いた「心身脱落」という考え方です。この言葉は、自我意識を捨て去ることが悟りを開くのに必要である、という意味を持っています。 モノマネに大爆笑 塾長はこれを角砂糖に例え、現代の私たちは人とこすれ合って角が削れる度に修復して元の角砂糖に戻ろうとするが、心身脱落とはお湯のなかに砂糖を溶かすようなものだと語られました。「ここまで」が私という自我の存在に固執せず、どこまで行っても自分であり、同時に自分ではないような感覚。それが心身脱落だそうです。 ある塾生が、「自分の考えと他者のそれがぶつかり合い、本当の自分が何を考えているのかわからなくなって怖くなる」と述べたのに対し、塾長は「それは自我が、自我の喪失を怖がっている状態だ」と指摘されました。 もちろん、自我を完全に捨てることは簡単ではありません。お湯に溶ける角砂糖に近づくためには、まずは自
3月10日


まとめ合宿第3日目
人間塾第14期生 森瑛一郎 (慶應義塾大学4年) 去る2月23日、いよいよまとめ合宿の最終日を迎えました。この日は昨日に引き続き机を円形に並べ、自分の意見や決意をリレー形式で分かち合いました。塾生一人ひとりの言葉が中央に集まり、一つの「言霊」になるのだと塾長はおっしゃいました。 自然に囲まれすっきり! 3日間、自然豊かな環境でじっくり過ごした塾生たちは、それぞれに確かな学びを得ていました。かつては否定的に捉えていた過去の経験を、今では「それがあってよかった」と振り返る者もいれば、難しく考える前にまず行動してみようと決意した者もいました。中でも私が強く印象に残っているのは、ある塾生が「自分にかけてほしい言葉を、自分で自分にかけてあげる」と話していたことです。皆さんはどんな言葉を自分にかけてあげたいですか? 私は「頑張ったね」という言葉を、自分にかけてあげたいです。私はこれまで、ありのままの自分をつい否定し、その悔しさを原動力にして、一歩ずつ理想とする自分に近づこうとしてきました。できない自分を誰にも見せたくなくて、基本的に誰にも相談せず抱え込んでき
3月3日


まとめ合宿第2日目
人間塾第14期生 若林秀 (立教大学2年) 去る2月22日、まとめ合宿は2日目を迎えました。塾生は不二聖心の大自然の中に身を置き、己と深く向き合いました。 「今,ここ」に向き合う この日のセッションでは、仲野塾長から「実存的」に自分を見つめることについてお話をしていただきました。「実存的人間観」とは、オーストリアの精神科医・心理学者であるヴィクター・フランクルが提唱した考え方であり、過去や未来に固執するのではなく「今、ここ」に在る自分と向き合うことを指します。 実存的な観点から自分を見つめた時、塾生の中には自らの生きる意味を根底から問い直さざるを得ず打ちひしがれる者や、情熱の向かう先を模索する者など、多種多様な反応が見られました。人生の意味とは生きていく中で時として変化するものです。だからこそ、私たちは「今、この瞬間」をどう生きるかを真剣に考え、行動に移さなければいけません。 またフランクルは、自分の人生との向き合い方についてもある考えを遺しています。多くの人は自分の人生を前にして、自分の人生の意味について問いかけます。しかし、フランクルはそう
3月3日


まとめ合宿第1日目
人間塾第14期生 岩元美樹 (津田塾大学2年) 去る2月21日、不二聖心・黙想の家にて、まとめ合宿が開催されました。天候にも恵まれ、澄んだ空にそびえる富士山に見守られながら、合宿初日を迎えました。二泊三日のまとめ合宿は、各塾生が人間塾での一年間の学びを振り返り、今後の課題と向き合うことを目的としています。 日向ぼっこ 初日の午後は、気の向くままに一時間半ほど自然の中を散策しました。分刻みのスケジュールをこなす日常とは異なる静かな環境の中で「追われていない状態」「強制されない自由な状態」と表現した塾生もいました。 この日、私の中で特に印象に残ったのは「自己を肯定する」ということです。怠惰な自分を嫌に思うと語った塾生に対し、仲野塾長は「怠惰がなぜいけないのか」と問いました。人は理想を掲げ、欠点を正そうとします。しかしまず必要なのはありのままの自分を受け入れ、肯定することなのだと学びました。自己肯定は決して自分を甘やかすことではなく、今の自分を「これが自分だ」と丸ごと引き受ける覚悟を持つことです。欠点をも自分の土台として認め、その上に努力を一つずつ
3月2日


第23回ヤングセミナーレポート
人間塾第14期生 中村菫子 (中央大学2年) 去る2月19日、第23回ヤングセミナーが開催されました。今回のセミナーは人間塾の新オフィスに移転後、最初のセミナーとなり、塾生一同、気持ちを新たにして臨みました。 オンラインから参加 セミナー冒頭では、2月21日から23日まで二泊三日で行われるまとめ合宿について仲野塾長よりご説明がありました。特に今年度修了する予定の塾生は、来年度から新しい環境に置かれることを踏まえて、合宿に臨むにあたって「自分が他者や社会にどう働きかけていくか」ということに意識して参加することが確認されました。 その後、塾生たちはまとめ合宿に対して期待することを話し合いました。ある塾生は、いつチャンスが来てもいいように準備を整えたいと話しました。それに対し塾長は深く理解を示し、「チャンスに対して常に掴み取る心の準備が大切である」と応えられました。その言葉を聞いて、私自身を省みると、私は時期によって熱意の大きさにムラがあり、いつでも準備が万全だとは言い切れませんでした。単に心に火を灯すだけではなく、その火力を強く保ち続ける努力が必要だ
3月2日


第22回ヤングセミナーレポート
人間塾第12期生 伊藤壮司 (千葉大学4年) 去る2月5日、第22回ヤングセミナーが開催されました。今回のセミナーでは、修了生の第8期島村拓弥さんが仲野塾長宛に送ってこられたお手紙を、塾長が分かち合ってくださいました。島村さんが修了式の時に塾長からいただいた書「禍福由己(禍福は己の心が決める)」という言葉を胸に、日々情熱を燃やして生きている様子がありありと書かれていました。 島村さんをはじめとして現在社会で活躍している修了生の皆さんは、塾長から教えていただいたことを堅実に守り続けながら、世のため人のために活動しておられます。塾長はこれを踏まえ、セミナーの最後に「多くの修了生が塾生であったときように、あなたたちは私の言葉を信じられますか?」と塾生たちに問いかけました。 課題に向き合う 「塾長のことばを信じる」ということは、人間塾で学び、己と向き合っていくにあたって必ず必要になるものです。仲野塾長から教えられたことばを信じ、それらを一旦行動に移さなければ、塾生の人間的成長はもたらされません。人間塾の学びの根幹とも言える大切なお話を、塾生は身の引き締ま
2月9日


第三回東京講演会レポート
人間塾第12期生 佐々木果音 (国際基督教大学大学院) 去る2026年2月9日、第3回東京講演会が開催されました。芯まで冷えるような風が吹く一方で、晴れやかな陽光にも恵まれた当日、会場には多くの参加者が集いました。 講演では、仲野塾長より、「風の時代」を生きるとは具体的にどういうことかについて、多くの例を交えながらお話しいただきました。これからの時代において、生き方の主眼は、大きな流れとして「所有」から「関係性」へと移行していくそうです。従来の社会では、資産や肩書、組織、資格といったものに依拠し、安定性が重視されてきました。しかし今後は、情報や知識、人とのつながり、信頼といった目に見えない要素を通じて、「どのようにつながっているか」がより重要になるとのことでした。 オンライン担当 これまで、積み上げることによって安定性が維持され、管理されてきた社会は、次第に流動性を帯び、変化の速度も一層速まっていきます。また、独占することよりも、共有することに価値が置かれるようにもなります。安定性の象徴の一つであった終身雇用は、プロジェクト型へと移行し、目的に応
2月8日


第21回ヤングセミナーレポート
人間塾第14期生 坂本周悟 (横浜国立大学4年) 去る2026年1月22日、寒さ厳しい中、第2期吉田辰哉さんと第9期山本天智さんが来塾されました。先輩お二人からは、現在のお仕事やそこに至るまでの歩み、そして人間塾での学びがどのように今の自分につながっているのかについてお話を伺いました。お二人に共通していたのは、人間塾で培った価値観や考え方が、社会に出た今もなお仕事の軸となり、迷ったときの指針になっているということでした。 惑星科学の新説! 吉田さんは現在、東京科学大学で惑星科学を研究する助教として勤務されています。3月の中旬からは、米国シアトルにあるワシントン大学で2年間、大きな研究プロジェクトに参加されるそうです。学部時代は物理学を専攻しつつ、天文の部活動を通して惑星により興味を持ち、北海道大学大学院へ進学後は惑星、特に地球の起源や進化の研究を続けておられます。印象的だったのは、「地球を知ることは自分を知ることにつながる」という言葉でした。地球を科学的に研究すればするほど、「私たちがどこから来て、どこへ向かうべきか」を考える指針になると語られて
1月27日


第20回ヤングセミナー
人間塾第14期生 森瑛一郎 (慶應義塾大学4年) 去る2026年1月8日、第20回ヤングセミナーが開催されました。2026年に入って最初のセミナーであったため、塾生たちは互いに新年の挨拶を交わし、気持ちを新たにして臨みました。 新年早々のセミナー参加 今回のセミナーでは、リーダーシップを育てるうえで重要な4つの“awareness”(意識)について、仲野塾長よりご説明いただきました。なおこれは、塾長が教育関係者の方から伺った内容であるとのことでした。 1つ目は“self-awareness”です。これは、自分自身の特性や長所・短所を理解し、自己を客観的に捉えることを指します。これにより自分を受容し、大切にすることができ、ひいては相手を大切にするための土台にもなります。2つ目は“social awareness”です。これは、社会で今何が起こっているのかを正確に理解する力を指します。単にテレビやSNSの情報を鵜呑みにするのではなく、出来事の背景や心理的な駆け引きを自分なりに想像してみることで、この能力は磨かれていきます。3つ目は“ecologic
1月14日


第19回ヤングセミナー
人間塾 第14期生 藤髙滉大 (中央大学 4年) 12月25日のクリスマスの日に、今年最後となるヤングセミナーが開催されました。 セミナーに先立ち、塾生たちで一年間お世話になった人間塾の大掃除を行いました。隅々まで丁寧に汚れを落とし、清々しい気持ちでセミナーに臨みました。 アコーディオンの演奏 今回のセミナーでは、ラインホールド・ニーバー、チャーリー・チャップリン、そしてヴィクトール・フランクルが遺した、人生に深い示唆を与えてくれる言葉を紹介していただきました。 私は中でも、フランクルの次の言葉が私の心に深く響きました。 「人生というのは結局、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課する使命を果たすこと、日々の務めを行うことに対する責任を担うことに他ならないのである。」 自らの人生について考える時、私たちは「人生の意味」や「果たすべき使命」といった壮大なものに出合います。私自身、人間塾で己と向き合うことでこれらのものと出合いましたが、学業や研究が思うように捗らない日々への焦り故かその壮大さに圧倒されてしまい、ときには投げやりな気持ちにな
2025年12月30日


クリスマスディナーの夕べ
人間塾 第13期生 馬部壮太良 (国際基督教大学 3年) 修了生との親睦 2025年12月13日に、ホテルニューオータニ東京にて、クリスマスディナーの夕べが開催されました。ディナー前には人間塾同窓会の総会も開催され、塾生もこの総会に陪席させていただきました。総会では同窓会会長である落合さん(第6期生)の人間塾に対する思いをお聞きし、各分野で活躍する先輩方の姿に大きな刺激を受けました。私も先輩方のように活躍したいと胸が熱くなる総会となりました。 続くクリスマスディナーは、声楽家の大内葉子様の美しい歌声で幕を開けました。正餐形式のフルコースを囲みながら、修了生の皆様、修了予定の塾生の保護者の方々と親睦を深めることができ、大変有意義な時間になりました。私は同じ卓で食事を共にした方々から、現在のお仕事やそれにまつわる経験談、その裏にあるご苦労などを直接伺うことができ、多くの学びをいただきました。 お料理を囲んで 食後は、毎年恒例のプレゼント大交換会があり、会場はあたたかな一体感に包まれました。私はこの日、物質的なプレゼントだけを頂いたのではないと感じまし
2025年12月21日


第18回ヤングセミナー
去る12月11日、第18回ヤングセミナーが開催されました。週末の13日にクリスマスディナーが予定されていることもあり、仲野塾長はクリスマスについてのお話をしてくださいました。 人間塾 第13期生 中島継人 (法政大学 3年) 楽しく準備を! 塾長ははじめにクリスマスのイメージについて塾生に問いかけました。多くの塾生は明るく、楽しく、誰かと過ごすようなイメージを持っていました。それを踏まえた上で、クリスマスについてのお話をされました。12月1日から24日は「待降節」といい、イエス・キリストが天から降りてくるのを待つ時期を指すそうです。そのキリストは馬小屋で生まれました。それに気づいたのは、当時の有力者や、お金持ちではなく、その時代に一番貧しく、辛い仕事をしていた羊飼いたちでした。この時代の羊飼いたちは星や空を見ながら生活をしていましたが、キリストが生まれた日はいつもと違う星の動きであったそうです。「あなた達を救う赤ちゃんがいつか生まれる」という言い伝えがあり、先祖代々聞いていた言い伝えが本当であ クリスマスのイメージは? ったと羊飼いたちは気づいた
2025年12月21日


第17回ヤングセミナー
2025年11月27日に第17回ヤングセミナーを開催しました。この日は、塾生たちに自らのキャリアについて考える機会を設けました。シャインというキャリア心理学の専門家が提唱した8つのキャリアアンカーを材料にして、自らの将来について、想像をふくらませてもらったのです。それぞれが個性ある考えの中、少しは具体的にキャリアを考えることができたと思われます。不透明で不確実な時代と言われますが、それぞれの個人がしっかりと自分の使命を持って社会で活躍することを祈ります。 今回のレポーターは第14期生の若林秀です。是非ご一読ください。 塾長・仲野好重 人間塾第14期生 若林秀 (立教大学2年) 去る11月27日に第17回ヤングセミナーが開催されました。世間では感染症が流行していますが、皆元気に参加していました。 今回のセミナーでは、アメリカで組織・キャリア開発の分野において活躍したエドガー・ヘンリー・シャインが提唱する「8つのキャリアアンカー」をもとに、どのような環境でも揺るがない“自分の普遍的な軸”について考えました。この概念モデルでは、個人が仕事に対して
2025年12月16日
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