第17回ヤングセミナー
- Miki Iwamoto
- 2025年12月16日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年12月21日
2025年11月27日に第17回ヤングセミナーを開催しました。この日は、塾生たちに自らのキャリアについて考える機会を設けました。シャインというキャリア心理学の専門家が提唱した8つのキャリアアンカーを材料にして、自らの将来について、想像をふくらませてもらったのです。それぞれが個性ある考えの中、少しは具体的にキャリアを考えることができたと思われます。不透明で不確実な時代と言われますが、それぞれの個人がしっかりと自分の使命を持って社会で活躍することを祈ります。
今回のレポーターは第14期生の若林秀です。是非ご一読ください。
塾長・仲野好重
人間塾第14期生 若林秀
(立教大学2年)
去る11月27日に第17回ヤングセミナーが開催されました。世間では感染症が流行していますが、皆元気に参加していました。
今回のセミナーでは、アメリカで組織・キャリア開発の分野において活躍したエドガー・ヘンリー・シャインが提唱する「8つのキャリアアンカー」をもとに、どのような環境でも揺るがない“自分の普遍的な軸”について考えました。この概念モデルでは、個人が仕事に対して抱く望みや価値観が8つのタイプに分類されています。具体的には、特定の専門分野で能力を発揮することに喜びを感じる専門・職能別コンピタンス:TF、暮らしやすい社会の実現や他者の救済など「価値のあること」を成し遂げようとする奉仕・社会貢献:SV、さらに、家族やプライベートとの調和を重視する生活様式:LSなどのタイプがあります。

仲野塾長はこのキャリアアンカーについて説明した後、塾生に「自分に合う、あるいは自分が望むキャリアアンカーは何か。」と問いかけたところ、塾生はそれぞれの進路や性格に合ったものを選んでいました。例えば、大学院へ進学し、専門の道を極めると決意した塾生はTFを選び、献身的な性格の塾生は一つの組織に腰を据えて忠誠心や企業理念を大切にする保障・安定:SEを選んでいました。
私は他の塾生の発表を聞く中で、多くの塾生がSVを選んでいたことが印象に残りました。人間塾では日々、世のため人のために、自分は何ができるか考える機会が多くあります。自分の能力や可能性を社会に捧げ、人々に貢献しようとする姿勢が、塾生全員の中に強く感じられました。
私は8つに分類されたキャリアアンカーのうち、組織内の機能を結びつけ、人間関係を調整し、集団を統率することで組織の期待に応えることに喜びを感じる全般管理コンピテンス:GMと、生活様式:LSに強い魅力を感じました。この2つのタイプに惹かれた根本的な理由は、家族や働く人同士の関係性を大切にしたいという思いが自分の中にあるからです。人間関係を築き、円滑にコミュニケーションをとることは決して容易ではありません。時には衝突や裏切りが生じ、関係構築に難儀することもありますが、この難しさに私はむしろ魅力を感じているのかもしれません。

しかし同時に、良好な人間関係の土台がなければ、真に世のため人のためになるものは生まれないとも考えています。こうした価値観から、私は人と深く関わる仕事に就きたいのではないかと感じました。
私は、この8つのタイプに正解はないと考えています。どのタイプも、誰かにとって必要な価値観であり、大切な要素だからです。私自身、まだ進路が定まっておらず、手探りの状態で進んでいます。人生は思い通りにいくものではないため、これから目指す方向が大きく変化することもあるかもしれません。今回選んだ2つのタイプに固執しすぎると、かえって様々な道を閉ざしてしまうこともあると思います。今回のセミナーを通じて得た気付きを大切にしながらも、執着しすぎないよう心掛け、「自分にしかできないこと」を見つけていきたいと心に決めました。



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