秋季合宿 第2日目
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- 2025年12月16日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年12月21日
2025年9月21日に、人間塾の秋季合宿は最終日を迎えました。各塾生たちは、サレジアン・シスターズの心からのおもてなしを頂きながら、二日間、真剣に学び考えたように思います。実りの多い合宿であったと私も感じました。今回のレポーターは、第13期生の中島継人です。是非ご一読ください。
塾長・仲野好重
人間塾 第13期生 中島継人
(法政大学3年)
去る9月21日、サレジアン・シスターズ山中霊性センターでの合宿もあっという間に2日目を迎えました。朝にはミサが行われたので参加しました。神父様は「我々は枠にとらわれており、その枠を取り外して一度、多くのものを受け止めることが大切である」と説教の中でおっしゃいました。そのお言葉は今回の合宿のテーマであるネガティブ・ケイパビリティにも通じるお話であったので、心に残るものとなりました。また、私たちのお世話をしてくださったシスター森内が人間塾の合宿が成功するようにとお祈りくださり、感動と感謝の気持ちに包まれ、一日を過ごす上での活力を頂きました。

最終セッションに先立ち、セッション前に散策の時間がありました。合宿所の目の前には雄大な山中湖が広がっており、後ろには私たちを見守っているかのように富士山がそびえ立っていました。あいにくの曇りで富士山の全貌は臨めませんでしたが、自然の美しさに触れながら、それぞれが自らの思索を深めるひとときを持つことができました。散策中に野生のシカに遭遇した塾生もおり、大自然の中でそれぞれの考えるべきことに集中できたと思います。
散策後、昼食を頂いた後に最終セッションが始まりました。仲野塾長は、精神分析医ビオンのネガティブ・ケイパビリティは「とらわれ、記憶、欲求、理解がないときにこそ育つ」という言葉を教えてくださいました。この考えをもとに、「答えのない問いに挑み続けることの意味」を改めて語られ、すぐに正解を求めるのではなく、不確かさを抱えたまま考え続けることが、新しい学びや人間的な成長につながるとおっしゃいました。
最後に上半期から合宿を通して得た学びや新たな発見等を塾生が語り合う「分かち合い」を行いました。人間塾では「分かち合い」をとても大切にしており、自分の魂を込めて意見を述べる場です。分かち合いではそれぞれの塾生が合宿を通じて得た変化や気づきや今後の決意を述べました。一日目に仲野塾長が今回の合宿に期待することを塾生に問いましたが、それぞれが期待していたものや成長を得られたと感じられるような分かち合いとなりました。

今回の合宿では、10月4日に開催されるシンポジウムの隠されたテーマでもあるネガティブ・ケイパビリティに焦点を当てて学びを深めました。ネガティブ・ケイパビリティの能力を発揮するためには、その土台となる大学での学問を幅広く学びつつも、様々な分野の知識と教養をつないでいく必要があります。私は以前から仲野塾長に視野を広く持ちなさいというお言葉を何度も頂きましたが、今まで実践ができていませんでした。しかし、「視野を広げる」という意味をようやく理解することができました。その理解を踏まえ、今後はネガティブ・ケイパビリティを発揮するためにも、その土台作りとなる学問に緊張感を持って励みます。



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