第11回ヤングセミナーレポート
- 8月14日
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人間塾第14期生 岩元美樹
(津田塾大学3年)
8月6日、第11回ヤングセミナーが開催されました。人間塾カレッジを二日後に控えたこの日は、セミナー前半を、準備のための時間として設けていただきました。
セミナー後半では、仲野塾長ご自身の経験をもとに、「人生をどのように見つめるか」についてお話がありました。セミナーでこの内容について話されたきっかけは、ある塾生が最近、「何のために生きているのか、人生の意味とは何か」について改めて考えたというお話を受けて、塾長がセミナーで自らの体験を語られたのです。

仲野塾長は、大学生時代にフィリピンのスラムでのボランティア活動に熱心に取り組んでおられました。その後はインドのマザー・テレサのもとで活動することを夢見て、英語を学ぶためにアメリカに渡られました。しかし気がつけば博士号を取得し、大学教授を経て人間塾を創設するに至りました。一方で、悩んでいる人を助けたい、人が幸せに、そしてその人らしく生きるための手助けがしたいという想いは、今も変わらないと言います。大学生の時にはスラムの子どもたちがその対象でしたが、現在は人間塾で学ぶ大学生や若者へと対象が変わっただけと言っておられました。このように根底にある信念や軸は変わらず、それがさまざまな経験やご縁、出会いを通して形が変わって現れてくる。それが人生であると仲野塾長はおっしゃいました。

樹木は、季節によって枝を伸ばし、葉を茂らせ、時には葉を落としながら、その姿を変えていきます。しかし、どれだけ枝葉の姿が変わっても、木の幹そのものが持つ軸は変わりません。そして、その幹を支えているのが、地中に広がる根です。
同じように私たち人間も目に見えないところで多くの人とのご縁や経験に支えられながら生きています。これが「根っこ」にあたるものです。仲野塾長が今回のセミナーで、こうした表には見えない支えによって生かされていることについてお話しされた際、私は自分の軸を持つことだけでなく、その軸を支えてくれているご縁や様々な経験にも目を向けることが大切なのだと気づきました。枝葉のように目に見える部分、つまり進む道や具体的な取り組みはこれから変わっていくかもしれません。しかし、その根底にある幹の部分、言い換えれば自分の信念や軸は変わらないものでありたいと思います。
昨年度の秋季合宿で、私は自分の名前にも使われている「樹」という字のように、太くしっかりとした軸を持つ人間になることを決意しました。その決意に加え、これまで以上に表には現れないもの、自分を支えて、成長させてくれる「根」に目を向けたいと思うようになりました。そうしたご縁や経験の積み重ねが、自分自身の幹を強く、太くしていく。そして、どこで何をしようとも変わることのない、自分だけの軸につながっていくのだと思います。



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