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第8回ヤングセミナーレポート

7月2日
読了時間: 3分

人間塾第13期生 馬部壮太良

(国際基督教大学4年)


去る6月27日、第8回セミナーが開催されました。在塾生と修了生が一堂に会する「拡大セミナー」も今回で3回目となりました。世代を超えて胸の内の思いを分かち合う場として、早くも定着しつつあります。



久しぶりに会う修了生たち
久しぶりに会う修了生たち

今回も前回に引き続き、「内的対話・自己理解の深化(Internal dialogue)」というテーマが掲げられました。参加者は、「手放した考えは?」「失いたくないものは?」「あなたは何のために生きたい?」「あなたの魂が喜ぶことは?」という4つの問いに向き合い、それぞれの内面にある価値観を分かち合いました。参加者からは、今もなお肩書に囚われてしまう葛藤や、下積み時代の経験、一貫性にこだわらない道を選んだ経験などが分かち合われました。さらには、「意味は後になってわかる」「目に見えないものこそ大切である」といった、それぞれの人生の中で生じてきた価値観や意味のある経験にも話は及び、多様な視点が交わされました。


なかでも印象に残ったのは、家庭を持たれたことを機に、仕事への向き合い方が変わったという修了生のお話です。その方はこれまで、仕事で全力を尽くして成果を上げ、他者に喜んでもらうことこそが自身のやりがいであり、幸せの源泉だと考えていたそうです。しかし、家庭を持ったことでその価値観に変化が訪れました。他者を幸せにするために身を粉にするのではなく、まず「自分自身が幸せであること」が出発点であり、それが結果として仕事の質を高めることや他者への貢献に繋がるのだと気づいた、というお話でした。


夢を語る修了生
夢を語る修了生

このお話を伺い、私は、まず自分が幸せであること、そしてそれを自分で認められることが大切であると感じました。現在の私は、「この勉強は本当に自分のやりたいことに繋がっているのだろうか」「人生において意味があるのだろうか」と、つい損得や意味の有無ばかりを先回りして考えてしまいがちです。しかし、将来の役に立つかということばかりを追い求めていては、「今ここにある」自分の純粋な喜びを置き去りにしていました。ある修了生が、学生時代に純粋な楽しさで音楽に没頭されたように、自らの関心や熱意が向いた瞬間にまずは飛び込んでみる。そのように「自分の心が動く瞬間」を何より大切にし、純粋に楽しむことこそが、自分を内側から満たし、「自分が幸せである」と認めるための確かな出発点になるのだと気づきました。


今回のセミナーを通して、損得や意味に囚われる前に、まずは「自分を幸せで満たす」ことの大切さを学びました。自分自身の満たされた状態を認め、そこから少しずつ思考を深めながら、将来は他者へ温かさを分け与えられるような人間に成長していきたいと思います。

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