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第14回ヤングセミナーレポート

4 日前
読了時間: 2分

人間塾第14期生 藤髙滉大

(東京大学大学院修士1年)


少し肌寒く、秋の訪れが感じられた10月8日、第14回ヤングセミナーが開催されました。


今回のセミナーでは、チャップリンの映画『街の灯』を題材にディスカッションを行いました。今年度の人間塾の芸術鑑賞では、『街の灯』を原作としたバレエを鑑賞する予定です。その事前学習として、塾生たちは映画を鑑賞し、それぞれの感想や考えを語り合いました。


この作品の主人公は、チャップリンが演じる「リトル・トランプ」です。貧しく、放浪者のような暮らしを送るトランプは、ひょんなことから自分を裕福な紳士だと思い込んだ、盲目の花売り娘と出会います。そして貧しい生活をしている彼女のために、不器用ながらもお金を工面しようと奔走します。


ラストシーンに注目!
ラストシーンに注目!

特に議論が盛り上がったのは、映画のラストシーンについてです。この作品の結末は、「幸せな終わり方」とも、「少し切ない終わり方」とも受け取ることができます。塾生たちはその場面を改めて見返しながら、登場人物の表情や秘められた思いを読み取り、それぞれの解釈について話し合いました。


作品で描かれるトランプは、不器用で風変わりな、何をしてもうまくいかない人物です。しかし、どこかちゃっかりとしたところもあり、愛嬌にあふれています。見ているうちに、思わず応援したくなる魅力を持った人物です。その魅力の根底には、他者の喜びを自分の喜びとする「無償の愛」があるように思います。


感想を語り合う
感想を語り合う

トランプには、お金も地位も名誉もありません。それでも、盲目の花売り娘を救うため、ただ一心に行動します。さまざまな災難に巻き込まれ、ときには自ら騒動を巻き起こしながら、何度でも立ち上がります。失敗ばかりで、決して完璧な人物ではないトランプですが、その心には、他者の幸せを願う優しさがあります。だからこそ、彼が注ぐ無償の愛が、作品を見た私たちの心を温かくしてくれるのだと思います。


私もまた、日々、物事が思うように進まなかったり、失敗にぶつかったりすることがあります。それだけに、失敗を重ねながらも他者を思いやり、ユーモラスな姿で人々を笑顔にするトランプに心を動かされます。私も、ささやかなユーモアを大切にしながら、人々と喜びを分かち合う生き方を追い求めていきたいと思います。

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