2026年度人間塾カレッジレポート
人間塾第15期生 夏目朋空
(明治大学4年)
去る8月8日、2026年度人間塾カレッジが開催されました。
今年度は例年とは異なる「ビブリオ・マッチ」形式で行われました。各塾生が「世界一」だと思う本を1冊選び、20分間でその本を紹介する企画です。その発表を通して、どの本が最も聴衆に「読みたい」と思わせるかを競い合いました。対面やオンラインで多くの方にご覧いただき、心地よい緊張感の中で有意義な時間を過ごしました。

私にとっては初めての人間塾カレッジということもあり、かなり悩んだ末に桜木紫乃さんの『彼女たち』という写真絵本を選びました。他の塾生は歴史ノンフィクションやSF、お金の価値観を問う本など、多様なジャンルの本を持ち寄っていました。皆「世界で一番」と胸を張る本ばかりで、開始前から普段のセミナーとは違った熱気と緊張感が伝わってきました。

4月の事前研修以来、この本で挑もうと決めていましたが、一番の壁は「写真絵本でいかに20分間、聴衆を惹きつけるか」でした。そこで、スライドに文字を詰め込むのではなく、あえて情報量を最小限に抑える構成に挑戦しました。伝えたい熱量がまっすぐ届くように、間の取り方や言葉選びを何度も試行錯誤しながら練習を重ねた結果、本番では自分の言葉で皆さんを引き込む発表ができたと感じています。

今回は、お聞きいただいた全ての方々の審査により、7人の塾生が得点を競い合いました。皆が熱意をぶつけ合った結果、14期生の藤髙さんが見事1位の塾長賞に輝きました。そして、僅差で2位となった私も特別賞をいただくことができ、大きな自信に繋がりました。

今回紹介された本は未知のジャンルばかりで、すぐにでも手に取って読んでみたいと感じました。同時に、先輩塾生の発表を通して自分にはない着眼点や価値観、そして相手を惹きつける多様なプレゼン手法を知ることができました。この貴重な経験を糧にし、これからも塾生の仲間から多くの視点を学び、自分自身の考え方や表現をさらに磨いていきたいです。



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